八方美人に生きろ! រួសរាយរាក់ទាក់ Vol.8
2020.08.26|Junya Blog
Vol. 8
チョムリアップスオ!
カンボジアから加藤です!
先週の投稿は、カンボジア祝日にてお休みを頂きました。
ありがとうございました。
1週間の祝日でしたので、とてもリフレッシュできました!!!
とは言っても、今回の祝日は実はイレギュラーなものでした。
【クメール正月】というカンボジアのお正月です。
お正月が8月、、、。
とても日本人の感覚だと耳慣れないですが、カンボジアでの同じです。
クメール正月とは本来は4月にあるものですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月から8月に延期されることになったのです。
カンボジアのお正月は日本と同じで、親戚が集まりご飯を食べるというものです。
本来あるべきの4月に、カンボジア国内での新型コロナウイルス感染拡大の懸念があったため、人の移動を制限するため、素晴らしいカンボジア政府の施作です。
私、加藤自身、プノンペンを離れ旅に出ようと計画していたのですが、ロックダウンされそのままプノンペンに残ることになってしまった4月の不完全燃焼感を持ったまま、月日が経ってしまったのです。8月にクメール正月が延期されると発表があったときには、プノンペン離れ計画を立て、実行に移すことができました。
この1週間で3つの州を周遊し、カンボジアに対しての新たな気づきがあったので、こちらに書き留めて行きたいと思います。
まず初めに訪問したのは、コンポンチャム州。
コンポンチャム州はプノンペンより北東部に位置しており、日本との友好の深い場所でもあります。「きずな橋」という日本の無償資金協力により造られた橋があるくらいです。
観光名所や名産品がありましたが今回の目的はホームステイ。
これまでに2度、訪問したことがあります。
1度目は新入学生募集、2度目はカンボジア農業体験に。
コンポンチャム州は、加藤の所属する「まなぶ日本語学校」との関わりが非常に深い州です。カンボジア人先生8人中6人の出身でもあります。SNSでの拡散や出身校でのチラシ配りを通して新入学生募集をすることから、学生の大半がコンポンチャム州から集まります。
そのため、先生や学生が多くいることもありコンポンチャム州でのホームステイをすることに決めました。
プノンペンを出発し、車で2時間半。コンポンチャム州に到着です。そこからさらに学生の住む村まで2時間の険しい道をくぐり抜け、たどり着きました。9時半にプノンペンを出発し2時に到着です。そこでは、学生のお母さんがご飯を用意して頂いておりました。
ご夫婦と姉、学生、弟の5人家族で朝食屋さんを営んでおります。この村 ”Chi He 村”(徒歩1時間圏内)には弊校学生が8人住んでいます。ご馳走頂いたもののうち、特に肉マンが絶品!!自家製肉マンです!
こちらを体験させて頂きましたが、全くうまくいきません。売りには出せないですが、蒸しあげてもらいました。
加藤が村に来ているということを聞きつけ、学生が駆けつけてくれました。
食後の運動も兼ねて、村を1時間かけ散歩しました。至るところに10代の若者がおり、名刺配りをし学校の宣伝もしました。カンボジアでは平均年齢が24歳なだけあって若者がたくさんいました!
各学生の家にご訪問させて頂き、ご家族が迎え入れてくれました。それぞれの家で作った手料理やお菓子を頂き、お土産までくれました!
歓迎してくれていることを考えると、
”学生が実家に帰ったときに学校の話をしてくれているんだなあ”
”学校に感謝してくれていること”
”日本人の先生がいること”
が伝わってきました。
新型コロナウイルス感染リスクがある中で、観光地もない小さな村に日本人(外国人)が訪れることほど、村の住人にとって警戒すべきことにも関わらず歓迎してくれたことに心から感謝です。
ちなみに、この高床式の竹床で寝るのが一番気持ちよかったです!風通しが良く夏のカンボジアにも関わらず快適でした!
ホームステイ先に戻ると晩ご飯をご用意して頂いておりました。
「もうすぐでできるから先にシャワーを浴びてきなさい。」とお母さんから。
カンボジア雨水シャワーの初体験です!
田舎の村では、雨水を生活水にしていますので、桶で水をくみ頭から豪快にかぶるという貴重な体験をしました。
朝食屋さんを営んでいることもあって、絶品でした!お昼に作った肉マンも頂きました。自分で作ったことで見た目は残念でしたが、味は絶品。
長旅の後、お腹いっぱいご飯を食べて散歩して、美味しいご飯を食べる。疲労も溜まっており9時には就寝。お父さんが朝の4時から仕込みで起きるということを前日に聞いていたので私も見学のため起床。朝食屋さんは朝から大変ですね!
6時から開店です!村中の人が朝食を食べに来ていると言わんばかりの繁盛ぶり!3人の子供も手伝い大忙しです。お手伝いしたかったのですが、このご時世、日本人が家にいるというだけで迷惑がかかってしまうのではないかと思い早朝散歩に出かけました。
お昼に出発予定だったので、朝食屋さんの閉店後、学生に散歩に連れて行ってもらいました。
最後は、ホームステイ先のご家族にご挨拶。帰路に立ちました。
この旅を通して感じたことは、たくさんあります。
ホームステイ先の家では、姉妹が二人ともプノンペンに出てしまい、普段はご夫婦と息子の二人だけ。ご両親は、「二人がプノンペンに行ってしまって大変だけど、二人の将来のためと考え、応援しています。」とおっしゃいました。
学生は「勉強を頑張って親に恩返しをしたいです!」と。
親元を離れ、今までの恩返しをするためにプノンペンまで上京し勉強を頑張っていることを目の当たりにできた旅です。学生の田舎での生活に初めて触れ、カンボジア人の生活や風習を肌で感じることができ、カンボジア人のことを少しでも理解できるようになったかと実感しました。
日本語の勉強を頑張る学生たちのために、私にできることは何か。もう一度考え直すことができる旅となりました。
長くなりましたが今週はこれにて。
チョムリアップリア!!!